(ドラマ設定)
「秋山さーん…」
「どうしたんだよ、そんな、はんべそかいて」
「今日、福永さんに誘われて、ある喫茶店に行ったんですよー…」
(俺に、隠れて、何してんだ…)
「それで、何かされた訳?」
「そこに、葛城さんとかエトウさんとかヨコヤさんとかファイナルで戦った人達が、いっぱい、居たんです…」
(何で、俺に声をかけなかったんだ…)
「あー…で、今日がエイプリルフールだから、散々騙された、とか?」
「そうなんですー…も、もう、皆さん、色々、嘘ついてきたんです…っ!」
「………例えば…?」
「ヨコヤさんは、エリーさんが好き、とか、福永さんが実は女だったとか、
エトウさんは、私の事が好きとか、皆さん、いっぱい、嘘をついてきたんですよー…」
(エトウのは嘘じゃなくて、本音だと思うんだが…)
「で、皆から騙されて、帰ってきたって訳ね」
「そうなんです…うぅ…それで、皆が私を騙して、爆笑してる中、私、帰ろうとしたんですね」
「…それで?」
「そしたら、帰り際に、葛城さんに耳打ちされたんです…」
「…なんて?」
「"私、秋山君の事、大学時代から好きだったんですよ"って、…」
「お前、もしかして、ソレ、信じてんの?」
「わ、私だって、最初は嘘だと思ったんですけど、その後、"信じるも信じないも貴方次第です"って、意味深な笑みを浮かべてて…、」
「で、お前は、葛城の言葉を信じたんだな」
「だって………。でも、本当に、葛城さんが秋山さんの事、好きだったら、私、勝ち目がありません…」
「はぁ……お前、そんなんで、落ち込んでる訳?」
「だって、あの葛城さんですよ!?私が勝てる所なんて、1つもありません…」
「だから、勝ち負けとかそんなんじゃなくて、俺は神崎直が好きなんだけど」
「葛城さんは、頭も良い方ですし……って、へ?」
「俺は、葛城よりも神崎直の方が好き。これで、十分だろ?」
「え、え、えっと、そのっ…!そ、それはっ…!」
「そもそも、俺は、お前以外に惚れたりしないから安心しろ」
「そ、それ、エイプリルフールにちなんで、嘘とかじゃ、ないですよねっ…!?」
「あぁ。だから、お前も安心しろ」
「あ、あ、あ、あきやまさーんっ!!ゴメンなさい、こんな事、言ってぇ…」
ジェントル・ライ
(とりあえず、福永をしめておくか)(?…何か、言いました?)(否、なにも?)
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